本レポートは、NOLが自然農の畑の運営に取り組む中で得た自然農の「再現性の高い考え方」を日々の仕事(経営及び経営進化の支援)に活かしていたことが始まりになります。「自然農の叡智から、私たちは何を学び、組織経営に活かすことができるのか?」この問いを、NOLとして、実践を通じて考えていきたいと考えています。本レポートは、PART1であり、そのジャーニーの始まりとなるレポートです。ご参考にして頂ければ幸いです
・種の自家採取のため在来種、固定種を使用
・初期段階では天地返しを行い、土壌微生物の活性化を支援
・農薬や肥料は使わずに、水も雨水のみ(土に蓄えられるため)
・植物の相互扶助促進のため、種まきの際には、コンパニオンプランティングを採用
・コンパニオンプランティングの例
小松菜とカブを共植すると、小松菜の甘味が上がる。枝豆の隣にバジルを植えると、カメムシの過剰発生が緩和される
・自然農では、人が水や肥料をあげなくても、植物は実や種をつけ、本来持っている強みを発揮し、相互に弱みを補完し合う
・「人が過剰に介入しなくても、実を作り種を繋ぐ再現性の高いあり方」
・自然な状態で栄養素の循環が起こる土の構造面(Structure)への理解
・各々が役割を果たし、強みを発揮しながらお互いに協働する相互関係(Mutual Relationship)
・この構造面と関係面のツボを押さえて整えていくことで、植物は適切に成長し、種を次世代に繋いでいきます
・「ツボを押さえた再現性の高いアプローチにより、本来の特徴を活かしたパフォーマンスが発揮されている」こと
「(自分が)育てた から(自然と勝手に)育った」への意識の変容も、自然農からの大きな学びです。部下育成も同様かと考えています
・ツボを押さえた再現性の高いアプローチについては、構造面と関係面に分けることができます
・組織経営においても、組織が持つ目的や理念を実現するために、構造面(ハード)と関係面(ソフト)で成果の再現性が高いアプローチとして、私たちにはどういった選択肢があるのでしょうか?
・NOLが運営する自然農の畑に、お客様含めてご関心のある方を案内し、探求をし続けています